道具なんてなんでもいい?
あるジュニア指導で有名なコーチの発言。
「ジュニアにすごくいい道具は必ずしも必要ではない。
うまい子はそんなものなくてもうまくなる。
世界のジュニアはいい道具なんて使っていないのだ。
日本のジュニアは恵まれすぎである」
う〜ん間違いではありません。
日本で、ある外人コーチが母国のものすごい安いラケットを
使って一般スクールでレッスンしていました。
それを生徒が欲しがるそうです。
コーチが使っているなら同じようにプレーできるだろう、と
思われているようだと。
安い道具ですがみたことないので値段なんてわからないから、
ちょっと高く売って儲かっているよ〜、と笑い話。
コーチは元選手だったんだから、たとえ昔のウッド使っても
生徒よりうまいのは当然でしょう。
要はその道具を使って、どのように相手を上回るプレーをするか。
センスがあれば、打てさえすれば程度は関係ないわけです。
話を戻してジュニアには道具なんてなんでもいいかというと
「才能がある子を発見する」ためには有効かもしれません。
どのように相手に勝つかを見出せるセンスを持っているかが
わかるから。
しかし才能はそれほどでなくても「伸びしろ」を考えると
適正な道具は必要でしょう。
気合いと根性が大切な部活中心で育った人が、10代後半で
いろいろ道具に凝りだしたら「あー、始めたころにこの道具に
出会っていたらもっとステージが高いところに行けたかも」と
後悔したといいます。
前出のコーチでも、いやトーナメントに出るなら、もっと
グレードの高い道具が必要だけどね、とも思っていた。
そりゃそうでしょう。レベルが同じくらいなら不利な道具では
相手に勝てないもの。
go for it ! ではその人に合った道具になるように、話を
じっくり聞いて、伸びしろを考えて、アドバイスしています。
そして最適な状態になるように仕上げています。
今よりも進歩したい人に、とても大切なことだと考えています。
出すぎた発言ではないですよ~。
ご意見大歓迎です。
そのコーチの主張は最後まで読んだので真意は理解しています。
たよりさんの指摘されているとおりでした。
私の仕事は道具関係からのサポートなので、今回のような切り口になっただけで、反対をしているわけではありません。
どちらかというと、一部の才能ある選手以外でも一般プレーヤーを含めて開花させる方法論について考えようという提案だと思っていただければ幸いです。
引用されている記事を私も読んだことがあります。
店長さんはその方の発言を『道具は大事ではない』との意で解釈、引用されていますが、その方の主張は、『テニスには道具よりも大事なものがある』という意味だったと思います。もちろん道具を使うスポーツである以上、道具の選択と管理はとても大事なことです。ですが、完全なプレーを目指し世界の頂点を求めるべきジュニアにはもっと必要な何かがあると思います。その方の主張は、日本のジュニアにもその何かを追求してほしいということではないでしょうか。
出過ぎた発言をお許し下さい。