ヘッド「ラジカル」を「プレステージ」仕様にカスタム

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ヘッドは昔からツアープロ御用達のフレームメーカーでした。
特に愛用されてきたのは「プレステージ」シリーズで、
グロメットがキャップといって風防のように覆っているタイプ。
空気抵抗を減らす効果があります。ただし通常グロメットより
13gほど重くなります。そのためプレステージは全体的な
独特のしなり感があるラケットに仕上がるのです。
そののちに軽量化モデルとして「ラジカル」シリーズが誕生。
これは通常のグロメットを搭載しています。
ところがミッドプラスに限っては、フレームの設計が
プレステージをもとにしているためグロメットが適合するのです。
そのためにマレーという選手がラジカルにキャップグロメットを
装着したモデルでプレーしました。8年くらい前はクエルテンが
同様なカスタムをしていて話題になりました。
これは今に始まったことではなく、結構昔からありました。
初めはプレステージクラシック600とプロツアー600が形が
同じだから、相互にグロメットを交換できるというカスタム。
ある日、マニアなお客さんから「3本のプロツアーを用意
したのでそのカスタムをやってみたい」と依頼されました。
1本はそのままのスリーブ(通常のフレームを一周する形式)
もう1本はキャップに変更で、残りの1本はシングルグロメット
(古いラケットでも復活!の回で披露した補修パーツ)で
昔のラケット的にしてみるという内容。
結果は「まったく違うラケットになった。それぞれ個性的で
とてもおもしろい!」とご満悦でした。これが10年くらい前。
ヘッドは選手のためにこのようなカスタムの可能性を残して
製品作りしているようです。こだわりのメーカーなんですよ。
今回はマイクロジェル ラジカルMPのグロメットのカスタムを
依頼されました。以前go for it ! で行った仕事を常連さんが
ネットで披露していて、検索でそれを見てやってみたい衝動に
かられたそうです(笑)。交換パーツは2,500円でした。
写真は通常のスリーブから、それをはずした状態、そして
キャップに交換した完成形です。
山本さん、打球感は楽しんでいただけたかな~?

ヘッド「ラジカル」を「プレステージ」仕様にカスタム” に対して2件のコメントがあります。

  1. 吉川浩二 より:

    マレーがこのグロメットを使用しているのは知っていましたが、特注だと思ってました。市販のラジカルでもできるんですね。
    私もやりたい!!でも私のラジカルはPROですので無理ですよね(T_T)
    マレーのラケットはストリングパターンが市販MPと違いますがやはり特注なんでしょか?

  2. 山本 より:

    残念ながら、まだだす。。。
    3/1日曜に打ちます。
    報告しますよ。
    また近々にお店に伺います。
    DVDの件も含め!では、、

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