テニス界の憂鬱

土日に東京体育館で行われた日本リーグ決勝。
その直後に男子優勝チーム三基商事ミキプルーンの
廃部が決定というショッキングなニュースが入ってきた。
うわ~なんていうことだ…。
日本リーグで3連覇を達成した強豪チームで、昨年の
全日本選手権覇者の添田豪や若手の伊藤竜馬などを
擁する名門なのに。
女子では荏原製作所の荏原が年度末で廃部になる。
AIGジャパンオープンに出場した米村明子や全日本室内
選手権で優勝した久松志保も所属するチーム。
荏原湘南スポーツセンター(SSC)の存続が心配だ。
有明の森で行われるトーナメントがコロシアムしか使えない
雨天の際にSSCはサブ会場として使われてきたのだ。
朝日生命久我山のナショナルテニスセンターの二の舞に
なってほしくない。
なんだかテニス界にも不況の冷たい風が吹きまくって
しまっている。AIGも日本法人は好調なのに、本国の
アメリカがあれじゃぁ。今年のジャパンオープンは未だに
冠スポンサーが決まらず困っているらしい。
盛田JTA会長の肝いりで古巣のSONYが名乗りを上げて
くれればうれしいのだけど、海外での売上が核となる企業
だけにそんな余裕はなさそう。
真面目に精進している選手にはかわいそうな話だ。
しかし、個人に問題があるテニス関係者もいる。
大麻問題の宮尾プロや、長尾谷や四天王寺高校の
躍進の原動力だった大阪テニスアカデミーのトップの
わいせつ事件、立川ルーデンスのアカデミーの校長の
援助交際事件など1年以内でぞくぞくと発覚。
ああ、目を覆いたくなる。
テニスがうまい人は、後進にとって「憧れであり目標」だ。
なぜプレーではプレッシャーを克服できた人が日常で
それができなかったのか。
テニス界がんばれ!
錦織や修造、クルム伊達だけに頼ってはいけない。