差し入れいただきました

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差し入れいただきました。佐々木さんありがとうございます。
「ありがとう」といえば…
澁谷は以前テニスアパレルのメーカーに勤務していました。
そのときに、全国各地で販売促進のためにテニスイベントでの
ウエア即売ブースを開く提案をして、自ら出動していました。
2000人規模のリゾート大会から女子連の大会まで、熱心な
テニスプレーヤーが集まる所ならどこでも。トラックで乗り付けて
テント張って即席ショップを作って売りまくっていたのです。
本社が東京なので、おもに関東近郊で開催される大会が中心。
こっちでもやって欲しいと声をかけられ、岐阜のひるがの高原まで
足をのばしたときのことです。
ん~?なんかお客さんの印象が違うなぁ。やわらかいぞ。
関東ではそれなりに知名度が上がっていたブランドなので、
イベント会場ではブースにお客さん殺到で、てんてこ舞いが常。
中部地区は初だからのんびりなのかなぁ~と思っていたのです。
しかし、半日くらいしたところで理由がわかりました。
買ったお客さんがみんな「ありが とお~」と言ってくれるのです。
関東では販売する側がありがとうございましたと言うのが普通。
お客さんは「どもっ!」とか、無言で笑顔とかで返すのがほとんど。
「ありがとう」なんてめったに聞かないフレーズでした。
これは新鮮な体験。お互いに気持ちよくやりとりができますよね。
go for it ! を開店してからも、関西出身のお客さんは独特の
イントネーションで「ありが とお~」(一拍おいてから上に伸ばす)と
お礼を言ってラケットやお釣りをもらっていきます。
澁谷も影響されてスーパーやコンビニのレジでも「ありがとう」と
いうようになりました。むしろレジの人がありがとう言ってない(笑)。
武家社会だった関東は阿吽の呼吸で理解しあう文化だったから
口数が少ないのでしょうかね。商人社会の関西圏はその逆で。
ありがとうは漢字で書くと「有難う」で「あり・がたし」なことですね。
つまり、めったにないほどの心がこもった対応をしてくれた、という
ことでしょうか。ありがたき幸せ、なんてセリフありますよね。
いい言葉ですよね「ありがとう」、大切にしましょう。