伊達の快進撃

最年長の伊達の勢いが止まらない。
シングルスでは森田とともに3回戦に駒を進め、ダブルスでも
第2シードを破る金星。
彼女独自のライジングとカウンターに戸惑う、現在のツアー選手。
個性を最大限に活かすプレースタイルは、若手の日本選手だけ
ではなく、アマチュアも参考にしたいところ。
もともと引退のきっかけは、ポイント改正などで厳しさを増す
ツアーのハードスケジュールに体力がもたない、男子並みの
ハードヒッターが台頭してまともに打ちあえないという、時代が
自分のペースに合わなくなっていったから。
ところがどうだ。
トップランキング定着に固執しなければ、体力を維持しながら
それなりに納得のプレーができる(それでも彼女はトップ10を
目指しているかもしれないが)。
ハードヒッターにも慣れればそれなりに勝機も見出せる。
なにより、もっと自分のスタイルを極めようという姿勢がある。
目標を少し変えての復活だといえないか。
自分の「現在」の最高のプレーをしようと心がけ、ピーク時の
昔のようにできないからもうダメだ、ということは考えない。
シニアに勇気を希望を与えている活躍だと思う。
なんだか生涯スポーツの考え方のお手本かも。

伊達の快進撃” に対して1件のコメントがあります。

  1. マイケル より:

    今回のブログ いいねえ!
    まるで朝刊のスポーツ欄にあるコラムのようで、思わず2回もうなづいてしまいました。
    ラケットやストリングス等の道具の進化、スポーツ科学の進化等々が伊達選手の気力の手助けをしてくれているからなのだろうけど・・・
    彼女の活躍は我々に活力を与えてくれており、さらにパワーだけではないテニスの面白さも伝えてくれていると思います。
    今年こそ第4次?テニスブーム幕開け元年となるかなあと期待しつつ、17年前の全豪OPEN男子決勝戦「ボリス・ベッカーVSマイケル・チャン」を今、ユーチューブで見ています。
    http://www.youtube.com/watch?v=LD7S5JIm4mc
    伊達選手ももちろん
     それにこのコメントも

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