ストリングメーター その3

ストリングメーターの章、最終回です。
テンションとストリングを同じで張っても、お店やストリンガーが
変わると、同じ固さにならないことはご存知でしょう。
そんなときにはストリングメーターが役に立ちます。
自分の求める張りたての数値を調べておきます。
違うお店で張った時に同様に調べておきます。
その差を、自分で差し引いて「あと3ポンド高く」とか
指定するのです。自己防衛ですね。
張りがうまい(オフィシャル経験者とか)ストリンガーであれば
ある程度の固さの常識があります。このテンションなら
このくらいの固さだと。有名なストリンガーなら、ほとんど同じ
固さを出してくるので、それほど混乱しなくて済みます。
しかし、それほどお上手ではないストリンガーではどのくらいの
固さをだしてくるのか不明です。お店によって固さの違いは
平気で10ポンドくらい違います。
さて、テンションを測れるといってもその数値は流動的なものです。
張りたてで測ったときに仮に50ポンドが出たとします。
2時間経過すると-2ポンド、一日経過するとさらに-2ポンド。
打てばまた-2ポンド、一か月経過で-2ポンドと積み重なって
落ちていきます。最終的には張りたてから10ポンド以上ゆるんで
下げ止まります。
ここでストリングメーターの有効な使い方が見えてきます。
上記のようにどんどん下がってくるテンション数値を、頻繁に
測定していけば、自分的に「打球感が納得できなくなった」数値の
ポイントが判明します。
ある人は張ってから1週間で感じ、またある人は3か月かもしれま
せんが、確実に「このくらい下がったときに使いにくくなった」瞬間が
存在します。その落ちたテンション数値を覚えておきましょう。
そうすれば、自分が「張りたてから-8ポンド落ちた時に張り替える」
という基準ができます。そろそろだな、と判断もつきますから
試合前なら思い切って張り替えようと計画もたてやすいでしょう。
どうですか?あなたもストリングメーター持ってみませんか?

ストリングメーター その3” に対して1件のコメントがあります。

  1. sho_taro より:

    ガンマのメータはちょっとコツというのか、
    いまいち使い勝手が悪い気がします。
    目視で見るところや、ガットを挟むところなど、測り方によってはバラつきが大きく、よっぽどテンションが落ちないと難しい気がします。
    その前に切れてしまったり、感じが悪くなるので張り替えてしまいますが・・・。
    もう一つの方はガット自体をはさめる様ですし、測るという意味では良いのかと。
    買いなおそうか検討しているところです。

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