ストリンガーになった動機 その2

テニスの仕事がしたかった若き日の澁谷。
特に学業が優秀だったわけでもなく、
身体能力が秀でているわけでもなく
容姿がかっこいいわけでもなく(苦笑)。
それほど取り柄がない普通の人なので
少しでも伸びしろがある分野はないかなと。
ライバルが少ない業種が狙いめかなぁ。
そうだストリンガーなんてどうだろう。
毎日のようにプレーして丈夫なストリングが
1週間で切れていたから、自分で張ることを
おぼえ、いろんな糸をいろんな張り方で
張ってみて「おおっ結構違いがあるな」と
興味がわいて、細かい作業好きだったので
楽しくなっていたころでした。
好きな仕事なら長く続けられそう。
なによりセッティングをあれやこれやと
夢中で考えて、汚れや傷みをリペアしたり
イメージ通り仕上がった時の満足感は
自分の内側に向き合う性格に合っていました。
本当はプレーヤーになりたかった。
→選手は寿命が短いぞ。生涯の仕事には
どうだろう?
できればコーチで食べていきたい
→体が資本だ。ボール踏んで脚を故障したり
ボールが目に当たって故障なんて話もある。
おお、ストリンガーなら年齢がいっても
仕事ができそうだな〜。
道具の面からテニスを見るのもアリだ。
これだ、この職業だと一気に決めたのが
大学3年の後半ころ。
4年の夏休みから就職先の西武スポーツに
アルバイトでストリンガーデビュー。
まだプロ直前の見習い時期です。
プロになってからのお話に続きます。

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