西武スポーツ時代のG.W.

かれこれ25年前。
まだ澁谷が駆け出しストリンガーとして西武スポーツ吉祥寺に
勤務していたころ。時代はバブル直前でテニスブームでした。
ラケットもそれほど安売りしないでもバンバン売れちょりました。
テニス部後輩を数名メーカー派遣バイトとして入れて、契約の
メーカーラケット売りまくれ〜と売り場に立たせておくと、
鬼のように売る。1日1万円のバイト給なのでノルマで必死です。
結果、おんなじラケットばかりが「張りあげ依頼」として澁谷の
張りブースに積み上がっていきます。
連休前には張り替えと購入分のラケットが山のようになります。
専任で張っている澁谷のキャパは1時間3本の仕上がり。
店舗の営業時間は決まっているので、その間に張れる本数は
およそ20本くらいがせいぜい。
1日のキャパを越えると仕上がり日がどんどん伸びていきます。
通常2〜3日後のお渡しで仕事していましたが、ピーク時には
1週間後になることも。それでもラケットは次々溜まっていく。
ホルダーラックに収納できなくなり、平置きになったラケットは
壁のようにそびえ、その間から顔をだすほどに。
毎年連休は訳わからなくなりながら仕事していました。
ほとんど分単位のスケジュール。20分計以内で仕上げるのが目標。
効率重視して同じフレームで同じ糸のものを連続で張り続けて
1時間4本ペースにあげながら、クオリティを落とさないように。
それでも30本は難しい。あと何本あるんだ?と確認する間に
増えていくラケット。ごはん食べるヒマなどないに等しい。
売り場で張っているとお客さんから呼ばれて仕事が進まないので
倉庫室に移動して作業したことも。
今ではその時のパニック寸前の状態にとどまりながら「正確に」
「迅速に」「丁寧な」作業をこなした経験が役に立っています。
そのときに足りなかった、究極にお客さん専用にまで詰めた
仕上がりのためのカウンセリングやフィッティングを、じっくり
やりたくて今のお店を運営しています。
1日の勤務時間が西武時代は7時間。いまは好きなだけやれます。
満足です。

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