張り替えのサイクルは人それぞれ

当店のお客さんは張り具合にシビアな方が多いのですが
独特のサイクルで張り替える人もいます。
「これ張っておいて」と持ってきたときに「いつまでに?」と
聞くと「そのうち取りに来るから適当に」と答えます。
それじゃ困ると翌週くらいですか?とこちらで決めると
「まぁそうだね」といいながらずーっと取りに来ない。
そうして半年ほど経ってから「切れちゃったから、これまた
張っておいて」と別のラケットを持参して来店。
そして前回の張りあがり(未使用で半年経過〜)をピック
アップして帰ります。張りあがり日時?お任せです〜。
つまり。常にその人の張りあがったラケットが入れ替わりながら
ラケットホルダーに存在することになります。
こんな取引をすでに6年以上続けています。
あるときなぜ?と質問したら「緩んだ状態が馴染んでいて
好きだから」とのこと。ワインじゃないんだから熟成って…。
ストリングは張った後にゆるむものです。
張りあがりを100%とすれば、30%くらいは落ちる感じ。
テニスでは50ポンド前後で張ることが多いのですが、
張りあがった直後から面圧を測定してみると、1時間後には
2ポンドくらいは下がっています。翌日にはまた2ポンドダウン。
メーカーの測定では100日後に下がりきった「劣化の底」の
状態になるグラフが発表されています。
これが「ストリングは3か月経ったら張り替えましょう」の
根拠です。ただし鮮度がある状態は性能が高いが、それが
苦手な打球感だと言う人もいます。
スピードのあるショットでエースが取れる、するどいスピンが
かかるのは鮮度がある状態ですが、スピードよりものっかりを
重視する人は鮮度が落ちたくらいで「調子いい!」と感じる
ことがあるからです。
缶を開封したばかりのニューボールが苦手っていうのと同じ。
特に試合にでているわけじゃなく、友人とプレーするのが
楽しみなら馴染んだ状態のほうがフィットするのかも。

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