テンションシール

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フレームの内側に貼ってあるデータ記載のシール。
go for it ! では必ず貼るようにしています。
ここにはどのように仕上げたかの情報が満載です。
「張った日」前回そのラケットはいつ張ったものか。
プレーヤーの張り替えサイクルや季節がわかります。
それによってもっと早く張り替えを勧めたり、季節によっての
テンションの上下を提案できたりします。
だから何年の月日まで記入しないといけません。
「張ったテンション」どのくらいの強さで張ったか。
使った感想によって、張り具合の上下する基準にします。
テンション数値はあえてポンド(Lbs)とキログラム(Kg)を
併記しています。50 Lbsと22.5 Kgと両方書いています。
これは日本ではイギリス式ポンドが一般的に浸透していますが
世界的にはキロで表すことが多いからです。
ツアー選手のデータなどはキロしか書かれていないことも。
「張ったストリング名」なにを張ったか。
メーカー名までは記入しませんが、モデル名と太さを記載。
記入するスペースの関係で澁谷がわかるように省略しています。
MCS 16とか。ゴーセンのミクロスーパー130のことです。
「面圧数値」仕上がった面圧(DT)はどのくらいか。
張りあがった直後に、面の固さがどのくらいかを測定して
数値を記入しています。同じテンションで張っても同じ固さに
仕上がったかどうかはわかりません。たぶん同じだろうと
ポンポン叩いてみても、半年以上前と同じだとは限りません。
だから、同じ固さかどうかを機械で測る必要があります。
「ゴーセンの張人」という資格がありますが、その認定された
人だけが使用できるテンションシールがあります。
そこにもDTという面圧数値を記入するスペースがあります。
オフィシャルを経験した人は測定マシンを使用してデータ管理を
するのですが、そこに記入しないということはマシンを持って
いないということ。張人のポリシーからすると失格ですね。
自分の張った店のシールが張人なら見てください。
ほとんど記入されていないので悲しくなります。
それ以外にもgo for it ! ではシールに細かいデーターを
記入しています。ごちゃごちゃして見ずらくになることも。
主に張り方のスタイルや工夫を書いています。
横糸は上から張ったか下からか、スイートエリアの位置を
どこにしたか、振動を少なめになるように張ったかなど。
前回にカウンセリングしてプレーヤーが希望した内容が
そのままわかるようになっています。
すごく大切な情報。
剥がさないでおいてくれると幸いです。

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