「PURE CONTROL MP+TEAM」のバンパー交換

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お客さんのグロメット交換で四苦八苦。
写真のようにバンパーは後付けできるタイプ。
通常はすぐにはめ込めるのだが、なぜかぴったり入らない。
症状としては、センターと端近くにポジション決めの突起が
あるのだが、その端部分が2mmほど届かず合わないぞ。
さらに反面はぴたっと合うのに片面がフレームに沿わず
浮いた状態になる部分が多い。
う〜ん、困った。
メーカーに問い合わせると「センター決めより、端から合わせて
センターに向かうとハマることありますよ」……改善せず。
同業者のアドバイスでは「バンパー熱湯に浸けて柔らかくすると
入ったよ」……改善せず。
なにが原因だ?
まずは片面が合わない理由を探ってみる。
バンパーを天地逆にトライしてもやはり同じ側が入らない。
ということはバンパーのその側がおかしいに違いない。
ところがじっくり見てもバンパーパーツと本体グロメットで
非対称や変形しているところはないので、片方だけ沿わない
理由がみつからない。
とりあえずペンチで具合が悪い側の内側レールを外に向かって
広がるようにしてみよう。
あまり強くいじるとキズつく不安あるので、ちょっとずつ
広げてみて、木槌でトントン叩いてみると…。
おおっやっと沿うようになった♪
そして端の突起がズレている部分はペンチで強制的に2mmずらす。
するとやっとフィットできた〜♪
完璧に装着できたかというと99%沿うことができた状態。
髪の毛1本分ほど浮いているところが5mmほどある。
ここがどうしても入らずに気持ち悪い。
このラケットを新品で購入する際にはバンパーが被されている
状態なので、おそらくストレスなく形にクセがついている。
そのために張った後に装着しても入りやすいのだろう。
いままで張替依頼の個体で入らなかったことはなかったから。
今回のようにパーツ交換で張った後にいきなり装着しようとした
クセついていないバンパーは微妙にフィットしないのかもしれない。
今後はグロメット本体を交換した後、バンパーをはめておいて
クセ付けてから張ることにしよう。
ドタバタ劇でした。
同様の事例でコツを知っている方はぜひ教えてください〜。

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