ゴーセン新製品「CXシリーズ」AK PRO CX
ナイロン勢復活せよ、日本メーカー頑張れ!の回答です。
ポリエステル系に比べてナイロンの弱点は耐久性。
切れやすさの点ではちょっと早めかな、とハードスピンを
かけるプレーヤーには候補から外されがち。
そこで最近登場しているのが、切れにくさを向上させた
ナイロンの新世代モデル達。
数年前からゴーセンの太めモノフィラメントの「ストロング
ダイア」やトアルソンのフィルム層マルチフィラメント
「エンジェルフィルム」などが発売されて、切れにくい
ナイロンのカテゴリーが生まれました。
そして今回の新製品は摩擦熱に強い繊維を使った製品。
CXシリーズです。今回は「AK PRO CX」を報告します。
CXとはCaloric Xtra超耐熱の略。
一般的なナイロンやポリエステルガットが210〜250℃で
溶けてしまうのに対しCXは430℃まで耐え得る繊維。
そのCX繊維をモノマルチフィラメントの周りに4本巻き付ける
ことによってボールとの摩擦熱に負けにくいストリングに。
超耐久海島型構造となっているこの「AK PRO CX」は
元モデルのAKPROに対して1.5倍耐久性があるという結果に。
打球感はがっちりパキーンとしたハードヒッター御用達
AKPROに対して少しマイルドで、あまり硬さを感じません。
そのぶんちょっとぼんやり系な印象ですが、AKという
先入観があるから厳しい評価になったかな?
ハードに使える反発重視のナイロンモノ系としたら十分。
くせのないシンプルな打球感です。
表面が滑りやすく、張りやすい糸です。
張り上がった後に糸をずらしてみると、抵抗少なく動きます。
オイルやワックス、テフロンなどで処理したような摩擦の
少なさで、これはたしかにノッチングはできにくいでしょう。
AK PRO CX
素材:ナイロン
構造:海島型モノマルチ
色目:ナチュラル
長さ:12.2m
太さ:1.30mm/1.25mm
価格:2,700円