ヘッドTiS6
歴史があるフレームメーカーはそれぞれのラインアップがあります。
プロ選手仕様モデルやそれを一般用にシェイクダウンしたモデルから
アマチュア用に楽ちんに徹したモデルなど。
最近では楽ちんなんだけど、もうちょっとハードにしたものや
競技用にしてはかなり楽ちんを目指したものなど、クロスオーバーして
プレーヤーの購入欲を誘っておりますねぇ。
昨日のヘッドで例えれば…。
老舗中の老舗ですから脈々と流れるラインアップが存在します。
難易度が高いとされる順ではプレステージ→ラジカル→となります。
そのラインを守ったまま新製品を出してくるのですが、時代に合わせた
ムーブメントというものがあります。
ヘッドではもっとも注目を浴びたのがチタンを採用したTiシリーズ。
これが20年近く前でしょうか。
その後インテリジェンスの(i)シリーズ、リキッドメタル(LM)、
フレックスポイント(FP)、マイクロジェル(MG)と続き現在の
ユーテックにたどり着きます。
それぞれの冠を付けながらのシリーズを発売して、今後はお知らせした
ユーテックIGに引き継ぐというわけ。
当然、新しいムーブに伴い前モデルは全て廃番になり、カタログから
消えていきます。モデルチェンジされたので旧モデルがセールに
なっている〜と喜んで購入する人は多いのでは?
ところがそんな流れにもかかわらずひっそりと生き残った製品が
あったりします。
それが今回紹介するTiS6。
チタン採用のこのモデルは当時大ヒットしました。
楽ちんモデルですが、シニアやレディスの試合重視のアマチュアにとって
かなり使いやすいラケット。
カルフレックスというマイナーブランドからまったく同じようなタイプが
販売されるほど人気がありました。
本来ならTiシリーズからiに移行する際に同じ形状で冠変えだけする
手法になるのですが、まったく違うタイプになったので特別に
生き残ったようです。
そのままアメリカでは販売されていたらしく、最近まで日本のスポーツ
オーソリティ店舗限定で見かけられました。
今では扱いがなくなったようですが、まだアメリカでは販売中。
このラケット大好き常連さんがネット通販調達したと教えてくれました。