スピンかかるストリングって?
スプライトも復刻版が出てうれしい限り。
さて昨日の「食いつき」ワードに続き、安易に使われるけど難解な
イメージなものに「スピンがかかる」ストリングがあります。
スピンとはボールに回転を与えることですが、ものすごくざっくり。
スライスもドライブもサイドスピンもトップスピンも全部スピン。
それぞれのショットでフォームもタイミングもスイングの軌道も
違いますよね。
つまりまったく違った技術なので、すべてに適合したストリングは
ないに等しいわけです。
たしかに引っかかりがよいストリングを指して「スピンがかかる」という
キャッチフレーズが付くことが多いのは確か。
しかし、ゆったりとしたスイングからのトップスピン系はラケット面を
縦方向に移動させます。相性がよいストリングは柔らかなマルチや
ナチュラルで、太さは普通の1.30mmくらいがおすすめ。できれば
表面が粘りあるタイプがボールをホールドする時間が長くなるため
一層相性がよくなります。テンションはゆるめが効果的です。
それに対して、スイングスピードが速くラケット面をかぶせていく
ドライブ系は前方に振っていきます。相性がよいストリングは硬めな
打球感でホールドというよりはキレ重視でやや細め。テンションは
多少固いほうが安定します。
同じスピンといっても、正反対のストリングがチョイスされるわけです。
そこにフレームのフレックスやプレイヤーの好みが加わるので、多少の
変更ポイントはあるでしょうが、スピンをかける人にはこのモデルと
いう決め付けはできないのです。
「スピンがかかるストリングを張ってください」というリクエストには
どのようなスピンなのかを分類することから始める必要があります。
カウンセリングしてみないとわからないことだらけですね。
こんにちは。
いつも楽しみに読んでます。
食いつき、スピンときて私が一番気になるのがコントロール性です。コントロール性が良いというのは、単純にピンポイントで狙えるという事なのか、スピンをかけて深さを調整できることなのか、さっぱりわかりません。
それ以前にコントロールって言うのは技術の問題が1番だと思うのですが。
同じスペックのラケットでパターンだけ違うのって少ないですよね。
思い浮かぶのはO3ツアーくらい?
ストリングスでもコントロール性が語られますが、正直どう受け取ってよいかわかりません。
渋谷さんの見解を教えていただければと思います。