神奈川のジャンクフード「家系ラーメン」
澁谷が神奈川に住んでいるときに出会ったインパクトが強いラーメン。
新横浜IC降りてすぐのところにある介一家。
いわゆる吉村家源流の、家系(いえけい)と呼ばれるラーメンです。
最近では東京にも増えてきて昔の味を求めてあちこち食べ歩いています。
しかし系列が広がっているために、オリジナルの味から離れがち。
源流に近い特徴は「酒井製麺所の太め・短めの麺」「豚骨醤油スープ」
「具はホウレンソウとチャーシューと厚手のノリ」なんですが
その他にも「麺の固さ・スープの濃さ・鶏油の多さを選べる」んですが
ここからがすごい。
選んだ細かい注文はフロアの店員(たぶん修行中の若手)に告げます。
太麺は茹であがりに時間がかかるために10人分くらいまとめて投入。
仕上げる直前に店員が暗記した細かい注文を「端のお客さんから、中!
(麺中盛り)固め濃いめ油少なめ!」などと間違えずに大声で厨房に
暗唱します。もちろんメモなんかしてません。それも10人分近くも。
いでたちは、白Tシャツに白前掛けに白パンツ、そして白長靴。
麺の湯切りをする担当は、みごとに平ザルで麺をおどらせて器へ。
お決まりは、湯切る手と反対の左腕は後ろ腰に隠すポーズ(笑)。
源流からのれん分けや修行独立やフランチャイズまであり、孫の孫の孫
店舗や見よう見まねのインスパイヤ的店では「見た目は似てるが…」
残念な味になっていることもあります。
国分寺近くでまあまあなのは新小金井街道・中大付前「浮浪雲」、
国分寺街道・栄町コート前「山賊」あたり。
吉祥寺まで行けば中央線ガード下「武蔵家」。ここはうまいです。
そして今月とうとう国分寺駅前に家系がオープン!
北口ピカソ隣「武道家」です。夜11時まで営業。定休日なし
ここは源流よりもガテン系向きに進化したタイプ。
ラーメンをおかずに「ご飯」を食べるというスタイルで、味がやたら
濃いです。ご飯が50円で食べ放題なのでセットで頼みましょう。
店に入ると店員から大声で「スゥゥゥー!」と迎えられます。
たぶんいらっしゃいまセィのセが訛ったのでしょうが…(笑)。