ラケットでも「貼る」のは

卓球のお話(笑)。
go for it ! はラケットスポーツのストリングを張る専門店ですが
唯一張れないのが卓球。張るのではなく貼るほう。
うちに出入りしている銀行の担当営業さんから聞いた話です。
「卓球ってテニスほど用具にお金かからないんじゃないかというと
そうでもないんですよぉ」
えっそうなの?
「ストリングって張り替えますよね。卓球の貼り替えというと
ラバーなんですが、これが結構高いんですよ。普通で5,000円くらい。
自分で貼りかえるので手間賃はかかりませんが、すぐ駄目になる」
でもゴムだからそんなに痛まないでしょ?
「いえいえ、シビアな回転やコントロールの競技ですから、ほんの
ちょっと粘りや反発がズレてくるとアウトです。試合のためには
毎回貼り替えですよ。さらに表用裏用まであるんで、結構負担です」
へぇ〜、そりゃ大変だ。
「ラバーは天然素材ですから値段が高い。そして同じラバー塊でも
表面に近いのと内部のでは性能が変わっちゃうです。老舗のラバー屋は
いいところを調達できるので、高くてもそこから買わなくちゃ」
なんと!安モノは駄目なんだ。
意外とテニスのほうが安上がりだったりして。
試合に勝ちたい、うまくなりたいというプレーヤーはどのスポーツでも
道具にこだわるんですね。相手が万全の道具使っているなら、自分も
同等の条件じゃないと不利になるのは当たり前か。