ボウブランド ナチュラルガット

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長らく全英オープン・ウインブルドンのオフィシャルストリンガーとして
知られた、イギリスのナチュラルストリングメーカー。
そのクラッシックな製法と最高にやわらかな打球感で一世を風靡した。
イワンレンドルやステファンエドベリなどが愛してやまなかった名品。
ステンシルマークは黒い丸。入ってる場所がストリング面の上だったり
下だったりで、シンプルなデザインはどこに入れても映えると感心。
現在のラインアップは以下の通り。
ファーストグレードの「チャンピオンシップ」8,000円
セカンドグレード「プロフェッショナル」6,000円の2タイプ。
ゲージは約1.30mmと1.36mmの2種。
打球感はごくやわらかい。
昔はうすいコーティングしかかかっていなかったため、ストリングの
ねじれが戻りやすく、途中でよりが開いたり切れたりした。
現在では少しコーティングを改良したか厚くしたかで、以前よりは
安定して張れるようになった。
その分、やや柔らかさが少なくなった気がする。
しかし、昔よりもフレームのフレックスが硬くなり、テンションも高く
なった現代テニスにおいては必要な進化だと考えたい。
今年から2コイルでのパッキングに変更された。
2コイルとは、ハーフの長さが2張り入っている製品のこと。
昔はどこのメーカーでも10m以上の製品を安定して作る技術が
なかったらしく、8m+4mの組み合わせなんてのは普通にあった。
10年食らい前まではパシフィックでもあったが、それは目が細かい
ラージサイズラケット用は13mくらい長さが必要ななために、6.5mを
2張り入れてパッキングした特別バージョンでの製品。
1コイルの製品がないので、1本張りができないのがデメリットかも。
それでもこの柔らかさは魅力です。