グリップの太さを修正
同じラケットのグリップの太さが微妙に違うことがあります。
特にレザーの場合にありがちなことです。
天然皮革は個体によって表面や厚みが異なる可能性が大きいため。
シンセティックレザーならほとんど変わりませんが本革レザーでは
同じグリップサイズでもほんのちょっと印象が違うことがあります。
巻き方によっても違います。
エンドで巻きスタートする場所やその重なり具合、巻き上げの角度も
少々異なることがあります。レザーのロゴ押し印の場所をチェックすると
タイトに巻かれた方がやや上に位置することがあります。
今回お客さんから依頼されたラケットを修正。
同じグリップサイズの新品なのに太さが0.5mm違う。
グリップテープ1枚分だけ全体が細いという微妙さ。
全体で1mmなら1サイズの違いなのでカスタムすればいいのですが
ハーフサイズなのでどうしようかと途方にくれました。
土台を太らせて重さやバランスをくずすのも避けたかったし。
同じ新品の違うラケットからレザーを移植してみたら、ズバリ合いました。
どうやらレザーが薄いか、工場の巻き工程でぎっちり巻いてしまったか。
いずれにしてもなかなか繊細な部分ですよね。グリップって。
悩みがある方はどうぞご相談ください。いじくり倒しますよ~。
“グリップの太さを修正” に対して2件のコメントがあります。
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グリップには皆さんこだわりがありますよね。
たまにある依頼は「グリップ太いのが好きなんで5以上6ぐらいにしてください」と
いう男らしいリクエスト(笑)。
日本で市販されているモデルでは4までしかないのが普通。
海外で購入すれば5くらいまであるけど、さすがに6以上はないでしょう。
当店にお任せいただければ、ちゃんと角が出た状態で太くチューンしますよ。
グリップサイズは気になりますね。
以前はグリップテープを巻かず、レザーグリップで使用していました。グリップサイズが微妙に合わない時はレザーグリップの下にビニールテープを巻いて調整していました。
レザーグリップの交換時に微妙にサイズが異なってしまうこともあり、ビニールテープを一重、二重と巻き直して調整していました。
今はグリップテープを使うようになり、レザーグリップの下のビニールテープは一重のまま巻きっぱなしです。