アスタリズム

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前回に続いてアスタリスクのシリーズについて。
TOALSON ASTERISM
素材:ナイロン系
構造:モノマルチフィラメント
色目:非透明生成り
生産:日本製
長さ:13m
太さ:1.25 1.30mm
価格:2,500円
特徴:アスタリスク(以下リスク)が*形状に粘りのある芯を配した
モノフィラメントに対して、アスタリズム(以下リズム)は芯のまわりを
マルチフィラメントで覆ったモデル。
それにより、リスクで反発を担当した外側部分が一転ホールド性の
打球感となる。
以下はストリンガー澁谷のインプレッションです。
外観:リスクではしっかりとした生成のカラーだったが、リズムでは
やや透明感がある見た目になる。表面のざらつき感は同様。
張感:リスク同様、癖の少ない安定感がある張り感。
打感:柔らかすぎず硬すぎずの、好感が持てる素直さ。コントロール
性能も上々でホールドしながらすっとボールが離れる印象がある。
スピンのかかりもよく、どんなプレーヤーでもプレースタイルでも
嫌われない無難さはロングセラーになる可能性あり。
相対:中心にモノっぽい芯があるけど外側はマルチフィラメントという
モデルが流行している。コントロールとスピードという相反する性能を
両立させるための構造として各社こぞって投入している激戦区。
芯3本スタイルでかなり早くから今も存在しているモデルには
テクニファイバーの「TRシリーズ」改め「XRシリーズ」が挙げられる。
その後にも芯2本のウイルソン「リアクション」、トアルソン「MUGEN」
芯1本のテクニファイバー「マルチフィール」、ウイルソン「フォローコア」
など同様のコンセプトの製品が売り場をにぎわせている。
リズムのライバルとしてもっとも意識されていると思われるのが
草分けの「XRシリーズ」だろう。価格もゲージ展開も同じで、ずばり
競技志向のXRに対してリズムは一般プレーヤーに狙いをしぼる。
XRは粘りのあるコシとキレが両立した、ハードに打ちたくなる打球感。
リズムはプレースタイルを選ばずどちらかというとおとなしめな印象。
まずはリズムを試して、物足りなくなったらXRに進むという道筋が
考えられる。それだけリズムのほうが対象プレーヤーが多いという
ことだろう。