脳みそ派と運動神経派
梅雨明け直前にセミが鳴いていました。
気象庁よりも自然の知らせのほうが正確かもしれません。
さて、夏を迎えてテンションの見直しをしましょう。
気温が高い夏はボールがよく飛ぶようになります。
ストリングも暑いと柔らかくなります。
飛びがよくなると抑えが効かなくなるので、春よりも3~5ポンド
あげるとよいでしょう。
気温の基準としては25°以上になると夏バージョンと考えて
みたらいかがでしょうか。
しかし、年間を通してテンションを変えない人もいます。
これは「運動神経派」と考えられるタイプで、どんなラケットを
使っても同じようなプレーができてしまう人たち。
飛ぶならスピン量を増やし、飛ばないなら強めに打つ。
これを考えずに、体が勝手に反応してしまうようです。
反対に「脳みそ派」は、飛ぶなら飛ばなくしようと道具を調整する
タイプ。いつもより10cm飛ぶので2ポンドあげて抑えようと工夫
します。頭で情報を整理するので、プレーに専念するためには
自分以外の状態を同じにしていきたい人たちです。
これはどちらが優れているわけではなく、タイプの違い。
プロでもアマチュアでもどちらかに分類されます。
神経質にテンションや打球感、フレームの重さやバランスに
こだわる選手がいると思えば、まったく気にしない選手もいます。
トップ選手がどちらかに片寄るとはいえないようです。
もちろん、道具は状態があまりに違うより、なるべく同じほうが
使いやすいのは当然です。しかし、そこに絶対条件を求めるか
どうか、という程度の差です。
あなたはどちら?
脳みそ派ならテンションをアップして夏を迎えましょう。