来週は梅雨入りか~ストリングと雨
明日くらいから雨模様の予報。
いよいよ関東も梅雨入りになりそうですね。
ストリングは雨に弱いと言われます。
それは表現として誤解を招くので、もう一度おさらいしましょう。
ストリングの素材としては「天然素材のナチュラル」と「合成繊維の
シンセティック」があります。
牛腸を原料をするナチュラルはコーティングは剥がれたところから
水分が入り込むと膨れて、乾いても膨れたままになります。
雨上がりの新聞紙と同じですね。こうなると性能は発揮できません。
小雨でさえも、ストリングに水滴が付くのは避けたいものです。
一方ナイロンやポリエステルなどのシンセティックは、もともと繊維内に
水分含有量がほとんどありません。水に浸しても水分を吸収することは
ありません。テニスウエアなどにも使用される繊維なので、洗濯したら
膨らんでもどらないのでは困りますよね。
つまりシンセティックは雨にさらしてもまったく問題はありません。
弱いのは雨ではなく、濡れたボール。
水分を含んで重くなったボールを打てばストリングに大きな負担を
かけます。いつも以上にたわんで伸ばされてしまうのです。
雨の中でプレーすれば濡れたボールを打つことになります。
打球感がドシンと重いでしょ?
一度でも負担がかかったストリングは、反発力や打球感が著しく
低下して寿命が終わります。
いさぎよく張りかえてください。
じゃぁ雨上がりなら大丈夫だよね、ってちょい待ち~。
コートが濡れてりゃボールも濡れまっせ、旦那ぁ。
くれぐれも大喜びでコートに飛び出していって、張りたてのストリングを
一気にダメにしないようにお気をつけあそばせ。