懐かし名品ストリング
現在のストリングの太さの標準はナイロン・ナチュラルでは1.30mmです。
これはラケットがウッドレギュラーからカーボンミッドサイズへと
進化した際に最適とされた太さ。
それ以前は1.40〜1.35mmくらいが普通で、1.30クラスは極細感覚でした。
その基準となった製品が「OG-SHEEP MICRO」。
なんたって名前がミクロというストレートさ。
細いんです!って表現が「これはよさそう」というイメージにつながる
時代だったんですねぇ。
色も生成りのナチュラルカラーが普通だったころに大胆なゴールド。
これは目立ちました。みな、こぞって指名で張り替えしました。
フレームフェイスサイズが大きくなるにつれ、ストリングの長さも
ちょい長くなって「MICRO L」というロングですよ、ラージサイズにも
対応ですよとアピールしたのも成功の一因でしょう。
性能はシンプルなモノフィラメントで基本は反発重視。
打球感はやや柔らかく、ホールド感も兼ね備えてコントロール性も良好。
従来よりも細めのゲージなので、飛びだしが軽やかでいて、スピンも
よくかかると評判になりました。
その後に登場した、より高反発、カラーバリエーションが多く、価格も
ちょい高くしてグレードアップ感を強調した「OG-SHEEP MICRO SUPER」に
トップの座を譲りましたが、「OG-SHEEP MICRO」が一世を風靡した
名品だったことに間違いありません。
すでに廃番となって久しいですが、当時のラケットには最適なこの
ストリング。いまだに「あれないかなぁ」と探している人もいるくらい。
当店にはマニアのために在庫していた分がまだ少量あります。
廃番時点で大量に取りましたが、さすがにもう残りがわずか。
4,5張りしかありません。
愛着がある人はお早めにおいでください。