先日の新子

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水曜日に早上がりさせてもらい、都寿司さんへ。
念願の新子をいただいてきました。
7月に入ると新子のシーズン到来。
お寿司屋さんにとって一年を占うネタだそうです。
今年は暑いは暴風雨は来るはで、漁が安定せず満足な仕入れは
難しいようで、新子がない日も多い。食べれたらラッキーという代物。
旬のものは早く食べるほど鼻が高いのか、市場に登場したばかりが
一番高価。そのころの大きさはなんとメダカくらいしかないといいます。
お寿司1かんに仕上げるには5匹くらい必要なほど小さい。
計算してみると魚の原価だけで3,000円以上かかってしまう~!
さすがに8月にもなれば魚の大きさも大きくなり、値段もひとけたほど
下がりますが、普通のネタよりも小さいのには変わりなし。
包丁ではなくカミソリを使って開くという話もあるほどです。
とても手がかかるネタなのです。それでも高い原価だからといって
ものすごく高額な値段をそのままお客さんに吹っ掛けるのはブブー。
寿司屋の心意気で損覚悟の値段をつけるんですって。粋ですね~。
今回いただいたのは上から
小肌の新子(3枚づけ)…さっぱりしていながらコクがある
墨烏賊の新子…こりっとしてあっさりしたうまみがある
墨烏賊の煮下足…ちゃんとした寿司屋で出して許される唯一のゲソ
どれも新物を食べたって感じで、季節を味わう日本人だぞっと実感!
価格以上に贅沢な時間を過ごせました。