ラケットスポーツからの転向
テニスはラケットスポーツの中では最も気軽にプレーできる
スポーツです。
気軽というのはプレーする機会に恵まれているということ。
初心者であっても、商業的にスクールが充実しているため
すぐにコートに立って始められます。
その他のラケットスポーツはスクールが少なく、仲間を見つけて
コートを見つけないといけない。なかなか簡単ではありません。
気軽なゆえに他のラケットスポーツからの転向も多いのですが
似ていてもやっぱり違うスポーツ。
ラケットワークの経験からボールを打つのは容易ですが、
元の競技のクセから苦戦することが当たり前。
バドミントンは左右のフットワークより前後上下が特徴。
細かいステップより大胆な踏み込みやジャンプが目立ちます。
フレームとシャトルがすごく軽量なので、リストワークで
ショットを打ちます。
これがテニスでは致命的なクセ。
左右にショットが乱れ飛びます。
スマッシュなどの空中動作は見事ですが、フォアハンドの
ストロークが鬼門となります。
幸いバックハンドはダブルハンドで打ち始めればクセなく
上達できるので、フォアよりもバック重視でストロークを
組み立てることがおすすめ。
いっそフォアも両手で打つのもありですね。
卓球は脇をしめ肘を曲げてボディターンで打つ動作。
フォアのスイングとしてはそれほど悪くはないのですが
縮こまったフォームになりがちです。
前傾姿勢をキープして踏み込むスタイルは活かしながら
卓球色を忘れて、すべてを一からスタートすることがおすすめ。
もちろんテニスからその他の競技に転向すると「テニス式」と
笑われるはずです。それでもしばらくプレーしてからテニスに
戻ると、意外と根本の基礎を再確認できて有意義ですよ。
「これからテニス始めます」というお客さんには、こんなこと
までカウンセリングして、張りの仕上げに活用しています。
流石に指導員免許をお持ちの澁谷師匠!
流石です!
だからこそ、新年ね初打ち会が楽しみなんです。
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