フレームの陥没
旧式フレームは新たに購入できないもの。
どうしてもこれを使用し続けたいけど、壊れちゃった…。
どの店でも張り替えを断られたけど、直せないものか
と依頼されればなんとかするのが仕事の澁谷です。
プロスタッフ6.0はいまだにファンが多い名品。
個体差はありますが、陥没しやすい箇所がフレームフェイスの
2時10時の部分です。
ここだけグロメットが妙に長く内側に出ているなら、陥没して
いることは間違いない。
バンパーを外してみると穴の間がめり込んでしまっています。
そのまま張り替えるとベコッとフレームがつぶれます。
こうなるともう使用できません。
フレームが柔らかいうえに、この部分の穴の間隔が短く
縦糸の一番端で角度などの負担が大きいのが原因でしょう。
後継機種に相当するフェデラーモデルも同様です。
中空ではなく中にウレタンフォームが内臓されている
タイプなので樹脂を埋め込んでみました。
なんとか補修できて見た目には問題なく張れました。
張り方はその部分に負担かけないように工夫が必要です。
できるだけ長生きしてくれるといいですね〜。