フレームの寿命

新品とかなり使い込んだフレームではどのように違うでしょうか。
フレームは、カーボンやグラファイトの繊維を編んだシートを
チューブ状にして、型にはめて焼いたものです(ざっくり過ぎ?)
ボールを打つとフレームはしなって戻ります。
これがボールを飛ばす原理(これもざっくりだ)。
使えば使うほど中の繊維はブチブチ切れ始めます。
外観はフレームの形をしていても、顕微鏡レベルでは一本に
つながっていない状態になってしまいます。
新品に比べると「澄んだ音がしない」「飛ばない」などの
症状が現れます。
これが「コシが抜ける」と言われる時期の打球感。
しかし、その抜けた感じが好きな人もいます。
「しなりが多くなって安定性が増した」とか「飛ばないから
アウトが少なくなった」など、好意的にとらえることも。
抜けたボールでラリーするとミスが減ったりアウトが少なくなって
思い切り打てたりしますよね。あれと同じでしょう。
セミプロの人たちは18回張り替え(200mロールを使い切り)を
目安にフレームを新しくします。
ワンロール、ワンフレームが寿命と考えているようです。
一般プレーヤーなら3年くらいでそろそろ新しいものと交換
したくなるでしょう。飽きてくるし、次のモデルも出てくるし。
新品の性能が必要な選手もいれば、使い込まれた安心感を
求める人もいる。それによって交換の時期は違ってきます。
3年くらい経ったら、このままでも問題ないかなと考えてみる
機会にすればよいでしょう。