チェコの躍進
今年のデビス杯とフェド杯に男女とも決勝まで進出したのが
チェコ。すでに女子は4日にセルビアを破り連覇を達成した。
男子は来週スペインと対戦する。
男子で現在の主力はデルディヒ、ステパネクら。
女子はクビトワ、サファロワら。
昔はチェコスロバキアとして、名選手を生み出してきた国。
現在では分裂して小さな国になったが、それでもテニスでは
才能ある選手が次々と登場してくる。
男子はコルダ、スミド、メシールそしてレンドル。
女子はマンドリコワ、スコバ、ノボトバそしてナブラチロワ。
ヒンギスも生まれはチェコスロバキアである。
マルチナの名は母国の偉大な選手のナブラチロワから。
チェコテニスとイメージできるプレースタイルがないことが
強さの秘密なのだろうか。歴代の選手を見るとクセのある
ストロークプレーヤーが多いかなという程度。
しかしそのクセは唯一のもので、強烈に印象に残る選手ばかり。
選手の打ち方やショットをすぐイメージできるものが多い。
社会主義国だったからには国のバックアップが強力だろうが
型にはめる指導法ではなかったのだろう。
素質のある選手を発掘して長所を伸ばす手法かと思われる。
現代の多種多様なスタイルの選手の国の代表はフランスだろう。
日本の指導法はアメリカを向いていて、ハードコート対応の
ストローク中心な気がする。悪いことではないが、画一的かな。
もっと人と違ったショットやタイミング、スタイルのプレーヤーが
現れるとうれしいのだが。
チョコスロバキアはチェコとスロバキアに分かれてしまいましたが、スロバキアの首都は…ブラチスラバです。あまり知られていませんが。
ブラチスラバのナショナルテニスセンターに行った時の記事です。
http://mecir.blogspot.jp/2012/02/2012.html