ソフトテニスの細めストリング

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ソフトテニスのストリングといえば、標準が1.35mmとやや太めな
印象があります。しかし最近はラケットも前衛用・後衛用と分かれて
プレースタイルに応じた製品が定着してきました。
それによって、ボレーのきれや弾きが注目されてきて、ストリングも
次第に細めなモデルが多く発売されています。
今回はその代表的な製品をご紹介。
左:前衛に限らず、後衛プレーヤーにも圧倒的な支持を集めるのが
ゴーセン「ミクロパワー」。コーティングがベトベトして、球持ちが
抜群です。それでいて細めのゲージが反発を生み、ホールドしながら
鋭い打球が打てる、競技志向バリバリのモデル。
コーティングがはがれやすいのが難点ですが「はがれ始めた時が
最高にいい!」とマニアには評判(笑)。価格1,900円
中:硬式テニスではメジャーなトアルソンがソフトテニスにも力を
入れ始めました。テニスでは人気のアスタリスクをそのまま
ソフトテニスに投入。ホールドしながら反発するというコンセプト。
ストリングをつぶすパワーのあるプレーヤーならしっかりホールド
します。どちらかというと弾き重視のモデルでしょう。価格1,900円
右:ソフトテニスのフレームでは圧倒的に支持されているヨネックス。
「ナノジー125ツアー」は独自コーティングのスーパーグリップ加工。
松やにの抽出素材を使用して摩擦力アップするシステムです。
きれを重視、ドライブを多用するプレーヤーに最適です。価格1,900円
見た目の共通点は価格と太さです。
価格は先行するゴーセン「ミクロパワー」を意識しているようですね。
太さは耐久性より打球感の1,25mm。各社一番細いクラスのゲージです。
この太さは球弾きを優先した結果です。
パフォーマンス共通点は、細さによる弾きに「なにかをプラス」する
こと。先行するゴーセンとは違ったアプローチをする必要があります。
粘りかホールドかスピン性能か。そこが大きな違いとなります。
弾き+コントロール性ならゴーセン
弾き+ホールド感ならトアルソン
弾き+スピンならヨネックス、といった感じでしょうか。