スポーツとTVの関係
いよいよバンクーバー冬季オリンピック始まりますね~。
もっぱら浅田真央をはじめとしたフィギュアスケートに注目が集まって
いますが、なにか以前は違った競技だった気がしていました。
八の字の上をゆっくり何度も滑っていたのがフィギュアだったはず。
あれは一体どこにいってしまったのでしょうか?
そう思っていたら「地味だから」という理由で廃止されていたんですね。
ショートプログラムとフリーになっていますが、素人には同じに見える。
テレビで1分くらい見ただけじゃ、今行われているのはショートなのか
フリーなのかが違いがわからない。でも、華やかになったので以前より
人気種目になったことでしょう。
映像で届けられる現在では、TV放映で使いやすい素材であることが
求められます。華やかであったり、迫力があったり、わかりやすさで
あったりと視聴者にウケがいい状態であることが大切。
そのために地味な八の字を描く正確性の滑りは適さないと判断され
派手なショー要素の競技に変化していったのだと思われます。
テニスも同じです。
ボールも白球から蛍光イエローに変わり、時間短縮のためにセット数が
少なくなり、それでも長いのでタイブレーク制が導入され、さらには
ノーアドまで正式に使われるようになりました。
テニスの試合が地上波で放映されなくなったのは、決められた時間の
なかで終了しないことが大きいでしょう。特に生放送では。
早ければ1時間もかからないけど、もつれると平気で3時間はかかる。
プログラムとしては扱いにくい素材です。
今後、テニスがもっと一般受けする素材になるには、もっと時間短縮で
スピーディーな展開のスポーツに変化しないといけないのかも。
セットではなく20ゲーム先取で争うとか、サーブはファーストのみとか、
ポイント間は歩くの禁止とか。
あわただしいことこの上なしでいやですが(笑)。