スカッシュが残る
スカッシュファンには朗報ですね。
日本ではなかなかTVで取り上げられない競技なので、
ニュースでも映像素材がなくて苦労していた様子。
でも注目されることはマイナースポーツにはありがたいことです。
さて3競技の中で採用に繋がるかというと…。
観客動員や視聴率などによるので、人気度合いでみると
手っ取り早く競技人口の比較で考えてみましょう、
スカッシュは世界185以上の国や地域で約2000万人のプレーヤー。
日本国内では競技人口1万人で愛好者は10万人とされています。
(愛好者というのは、体験者も含まれているのでは?という印象)
強豪国はエジプト・英国・インドなどで、もともとは発祥の
イギリスが宗主国だった地域に浸透している感じですね。
対して最有力レスリングは153国100万人。
観る人もやる人も少ないけど、五輪スタートからの伝統あり。
なくすのは忍びないというノスタルジー感ありますね。
野球(ソフトボールは割愛)130国3500万人。すごく多いですが
人口の多くは日本・アメリカ・メキシコに集中しています。
メジャーリーグだけで十分と思っているアメリカが本腰を
入れない限りダメじゃないかな、と。
スカッシュは前回前々回も最終候補入りしたが落選。
野球は前回、レスリングは今回競技リストから脱落したので
気持ち的には新たな競技を入れてもいいのではという流れかも。
3競技に絞った経緯が一筋縄では行かなかったのが興味深いです。
過半数の得票あれば決定。なければ最下位を外す。
そして1位が決まったら残った競技で2位を決める。
3位は落選したところも含めて再びはじめからスタート。
投票1回目でいきなりレスリングが過半数を取り確定。
2、3回目では決まらず2競技が最下位で除外。
4回目ではなんとスカッシュが最下位で除外されています。
その後8回目でやっと野球が過半数をとり確定。
リセットして除外競技も含めて再投票した結果、11回目で
スカッシュが過半数をとり、滑りこんだというドラマ。
この様子を見る限りでは、最後の一枠を選出する本投票では
レスリングが有利ですかね〜。
そんなに夏五輪の枠から溢れるなら、室内専用競技を冬季五輪に
移行すればよいという案まででる始末。
冬季がいまひとつ盛り上がっていないから妙案だろうと。
たしかに合理的でもありますが、もともと寒い地域で寒い時期に
開催するので困る競技もありそうですけどね。
さてどうなりますか。
日本のメダル数のためにはレスリング。階級も豊富だし。
お店のお客さんのためにはスカッシュ。
メーカーが本腰入れてくれると商品の種類が増えて、テニスにも
流用可能なものが多岐にわたって発売されるでしょう。
それは楽しい♪