グリップについて
グリップの交換についてのあれこれです。
ラケットに装着してある元のグリップ(元グリ)はモデルによって
異なるものがついています。その理由はフレームのコンセプトが
違うからです。
フレームは、プレースタイルやテニスレベルによって使うべき
人を想定して作られています。ハードに打ち込む競技志向の
プレーヤー向けには、面が小さく・フレーム肉厚が薄く・重量は
やや重く作られています。そのようなプレーヤーに好まれる
グリップは、手に来る情報が多くなるように厚さが薄いタイプ。
究極は最も薄く手応えに優れた本革(レザー)でしょう。
元グリが皮のモデルは現在では少数派ですが、ほとんどが
プロモデルとうたっているはずです。
それに対して面が大きい・フレーム肉厚は大きく・重量は軽い
楽チンラケットになるほど、グリップはシンセティック(合皮)に
なり、厚みも増えていきます。つまり、そのほうが手にくる
衝撃が少なくなり、快適な打球感を得れるわけです。
グリップが痛んできたときに交換するための別売りパーツが
リプレイスと呼ばれる、巻き替え用グリップです。
各メーカーから数種類のリプレイスが用意されていますが
フレームごとに巻いてある元グリが異なるので、それに合う
厚みの製品が存在するのです。
もちろん、今までの標準搭載グリップが気に入っていれば
同じもので交換すればよいのですが、あえて「もっとふわっと」
「もっと手応え感を」と微調整するなら違う製品を選ぶのもアリ。
価格はレザーが2,000円前後。シンセティックは1,000円から
1,500円くらいです。
グリップの角をしっかり出したい場合はレザーがおすすめ。
その上にグリップテープを巻いてもしっかりと角がわかります。
ヒンギスはプロモデルというより万人受けのフレームを使用して
いたため、グリップはレザーに交換して使っていました。
反対にプロモデルを使いたいけど、衝撃はできるだけ少なく
したければ、レザーをシンセティックに換えると快適です。
グリップについて微調整をしてみたいならおまかせください。
満足させますよ~。