ため息ばっかり!
ストーサーとの対戦、セカンドセットタイブレークの際に
伊達が観客に向かって大声で「ため息ばっかり!」と。
その前にセカンドセット途中で審判「プレー中は静かに」と
(ラリー中であぁ〜とか声をあげないでということらしい)
英語で観客に注意したが…。
伊達は事前にブログで「ため息つかないで。なえるから」と
冗談混じり、でもマジです的なコメントをして予防線を
張っていたが、効果はなかったようである。
確かにTV観覧客のようなオーバーなため息が多かったかも
しれない。ネットニュースでは中年女性が多かったからと
そこまで言っていいのか?という過激な意見もあった。
個人的には日本的な観客反応だと思う。失敗を恐れる。
いけるぞ〜いいぞ〜ではなく、ダメかなダメかな〜あぁ
やっぱり…といった考え方。
伊達は自分の戦いに妥協しない選手だろう。
若い時に出場したPPOでも「なにこのコート!」と通常の
ハードコートとの違いに、放映される試合中キレていた。
それはスポンサーに対して失礼だという意見もあった
(当時は東レのスパックターフという人工芝サーフェス)。
今回は興行としての観せるスポーツとの側面からは
チケット購入した観客に対して失礼にあたる。
しかしもっとプレーヤーが高いレベルで観せるために
「コートをよくしろ」「盛り上げる声援をあげろ」という
アーティスト側からのリクエストなのだろう。
我慢なんてしない、というのは伊達らしいのかもしれない。
問題を提起したことを前向きに考えれば、これからの
日本でのスポーツ観戦、東京五輪へのステップとしたい。